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9月特別講義 ~「未来年表」をつくる~
レポート
2025.10.10

「もう10月ですね。」
ゆう子さんのそんな一言から始まった、今回の特別講義。

テーマは「未来年表をつくる」


1年後、5年後、10年後、そして20年後の自分を想像して、考える。

コツは

「逆算して考える」

「20年後は何している?」

そんな時間を、参加者みんなでじっくりと過ごしました。

ゆう子さんが話していたのは、「20年後という遠い未来から逆算して考える大切さ」


「積み上げていくと、どうしても“今の延長線”でしか未来を描けなくなる。

でも、20年後の自分を思い切って想像すると、今の自分の枠を外して考えられる」


たしかに、現実の中で考えると「できそうなこと」ばかりになりがちですね。

けれど、20年後という大きなスパンで考えると、想像が広がっていく感覚がありました。

 「そのとき、私は何歳?」「家族はどんなふうに過ごしている?」

そんな問いかけをきっかけに、手を動かしながら書くことで、頭の中のイメージが少しずつ形になっていきました。

制限を外して、「なりたい姿」を自由に描く

次に取り組んだのは、“なりたい姿”を描くワーク。
ここでは「何年後」という制限を外し、理想の未来を自由に思い描きます。

・お金の未来は、今の収入で考えない。
・家族が自立している前提で、あなた自身はどう生きたい?
・地縁や血縁などの制約を手放したとき、どこで暮らしたい?

やりたい事から必要なことを引き出すということ。

大切にするのは、この2つの視点。


「それはあなたにとって挑戦的か?」

「そして、社会にとって魅力的か?」

夢を具体的にしていく「曼荼羅チャート」

後半では、「曼荼羅チャート」を使って、理想を行動に落とし込むワークを行いました。

中心に“なりたい姿”を書き、その周りに必要な要素を書き出し、

さらにそのためにできる行動を細かく埋めていく

まるで未来への地図を作るような作業です。

たとえばゆう子さんの「作家になる」なら、

「2冊目の本を出版」「ベストセラーを出す」「応援者を増やす」など。


そこから「SNSを見直す」「コミュニティを広げる」など、日常の行動が見えてきます。
未来の夢が、今の一歩とつながっているのですね。

「未来を考える時間」は、自分への最高の投資

講義の最後に、ある受講生がこんな感想を話してくれました。
「こういうことって、緊急ではないけれど、本当に大切なこと。自分1人だと後回しにしてしまうから、みんなで取り組む時間がありがたかったです。」

まさにその通りだと思います。

“考える時間”を持つことで、未来が少しずつはっきりしていく。

そして、今日の小さな行動が、20年後の大きな変化につながることを感じさせてくれました。

最後に、ゆう子さんが話していた言葉が印象的でした。


「10年あったら、だいたいのことはできる。

20年あったら、ほとんどのことは叶えられるのよ。」

未来は、自分で描いて、少しづつ形にしていけるもの。
今日描いた未来がみんなの20年後になっているんですね。

逆算することで、「今」を改めて見つめなおせて、自分の「未来」が楽しみになる時間でした。